1日かけてコースを回るとヘトヘト、翌日まで疲れを持ち越してしまうなど、ゴルフで疲労を感じてしまう人も多いはず。ゴルフは頭も体もエネルギーを消費するスポーツなので、思っている以上に疲れてしまいます。対策や対処をして、疲労を軽減させ、思いっきり楽しめるようにしましょう。
ゴルフで疲労を感じてしまうときは、一体どのような対策・対処をすれば良いのでしょうか?
ゴルフは個人競技ですが、バドミントンのシングルやテニスのシングルのように、コートを走りまわるわけではありません。疲れてしまうのは、体の柔軟性や普段使わない筋肉によるもの。また集中力も必要だったりと、思っている以上に体への影響が大きいスポーツです。
ゴルフには、ショットの際の正しいフォームが存在します。腰の回転運動が必須で、インナーマッスルが重要になるため、腰回りと肩回りの筋力と柔軟性が大切です。普段ほとんど使わない筋肉を使うと、激しい運動でないにも関わらず体は疲労を感じます。
腰・肩部分にある筋力がないと、筋肉痛になりやすかったり、長い時間フォームをキープできずに自己流になってしまうため、体を酷使してしまうことも。
基本的にどんなスポーツでも頭を使いますが、ゴルフも思考力と高い集中力が大事。頭を使うと、動いてなくてもエネルギーは消費されます。ゴルフは肉体的だけではなく、精神的な負担が大きいスポーツです。
疲れないための対策は、ゴルフを楽しむことにもつながります。自分の疲れが肉体的かなものか、精神的なものかを判断し適切に対処していきましょう。
自己流で始めた人は、1度ゴルフスクールを体験してみましょう。正しいフォームでプレイすると、余計な力を入れずに済みます。必要な筋肉だけを使うので、疲労を軽減することも可能。
自分のフォームがどのようになっているのか分からないという人は、客観的にチェックするために、スイングの際は自分を動画で撮影してみるのがおすすめです。
ゴルフに使う筋肉を鍛えることで、疲労を軽減することが可能です。スイングの際に必要な、肩甲下筋(けんこうかきん)や腹横筋(ふくおうきん)、骨盤底筋群(こつばんてきんぐん)などのインナーマッスルを鍛えましょう。
とくに腹横筋は、腰を回すときに重要な筋肉。ゴルフが疲れる原因の1つは、普段使っていない筋肉を使うということでもあるため、この3つの筋肉を鍛えることがゴルフによる疲労を軽減することにつながります。
下半身の筋肉も鍛えておきましょう。エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用したり、早朝にウォーキングするのがおすすめ。
ゴルフで疲労を感じないためには、日常生活の中で正しい姿勢を心がけることも重要です。正しいスイングフォームが取りやすくなるだけでなく、正しい姿勢にするだけでもインナーマッスルを効率よく鍛えられるため、体力もつきます。
ゴルフの際の集中力を維持するためには脳が消費する糖分を適宜補給することが重要です。飴やチョコなどを合間に食べるようにしましょう。
また、バナナはさまざまなスポーツで栄養補給に採用されるなど、高い栄養価を持つフルーツ。脳だけでなく、全身のスタミナの維持にも効果的です。これらの食べものが苦手な場合は、自分の嗜好に合わせて摂取しましょう。
疲れを溜めないためには、練習をしすぎないことが大切。
たとえば日曜日にゴルフに行くとして、土曜に何百回にも及ぶフルスイングの練習をすることは、確実に翌日のパフォーマンスに影響します。具体的には、練習し過ぎによる筋肉痛が起きる可能性があるのです。
そうでなくても体を動かせば糖分が消費されるため、日曜のゴルフが糖分が足りない状態で始まる可能性もでてきます。筋肉が回復するには2日かかると言われているため、前日の練習は軽い確認に留めておくべきです。
ゴルフはプレーするとなるとほぼ1日がかりになります。帰宅後は、しっかりと食事と入浴をすることが大切です。
筋肉の修復を助けるたんぱく質を中心に摂取しましょう。エネルギーが消費されているため、炭水化物も欠かせませんが、摂りすぎると体に悪影響を及ぼすので、ほどほどにしてください。
入浴のときは、シャワーではなくきっちりとお湯につかることが重要。温度は37℃くらいを目安に、冬であっても40℃を超えないようにリラックスできる温度で浸かりましょう。