隠れ貧血とは?疲れ、だるさ、めまいには食事療法が効果的。

記事の著者:Siena編集部

疲れやすい、だるい、頭痛やめまいがするという人は隠れ貧血かもしれません。放っておけば悪化する可能性も。隠れ貧血にはどのような症状があり、どのように改善すれば良いのでしょうか?

血液中の赤血球の濃度が低くなっている状態を鉄欠乏性貧血といい、日本女性の10人に1人は貧血の状態だと言われています。隠れ貧血とは、赤血球の数値は正常なのに貧血症状が起こることです。健康診断ではわかりませんが、放置しておくと貧血状態が進行する場合があるので注意が必要です。

隠れ貧血とフェリチン不足の関係

一般的に、血液検査においてヘモグロビンの値で診断され、血中ヘモグロビン値が11g/dl~12g/dl以下だと貧血を疑われます。一方、隠れ貧血は潜在性鉄欠乏症とも呼ばれ、肝細胞・脾臓・骨髄等の細胞に貯えられている貯蔵鉄が不足して起こる貧血です。貯蔵鉄の不足を調べるには血液中のフェリチンの値が重要。フェリチンは鉄を貯蔵するタンパク質で、必要なときに鉄を放出する働きをもつため、フェリチンの不足は貧血症状を引き起こします。

一般的な血液検査ではフェリチンが検査項目に含まれていないため、ヘモグロビンの値が正常でも実際には鉄欠乏性の貧血の状態であることを見逃される場合があります。

隠れ貧血の症状

かくれ貧血の主な症状は、疲れやすい、常に身体がだるい、寝つき・寝起きが悪い、睡眠不足、動悸・息切れがする、頭痛、めまい、立ちくらみがする、顔色、爪の色が悪い、肌荒れなど。血液検査で異常がなくても、隠れ貧血の症状が複数当てはまるという人は要注意。年齢や忙しさのせいにして見過ごされがちですが、不調がなかなか改善されないときはきちんと検査を受けましょう。

隠れ貧血には食事療法

隠れ貧血は食事を工夫し、鉄分を多く摂取することで改善することができます。

鉄分を多く摂取する

隠れ貧血の人は鉄分が多くふくまれる食品を摂りましょう。レバー、赤身の魚、牛肉や豚肉の赤身、貝類などは鉄分が豊富です。また、ビタミンCを含む食材を一緒に摂ると、鉄分の吸収が高まります。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害するので注意しましょう。1つの食材だけでなく、鉄分の吸収を阻害するものを避けて、バランスよく食べることが重要です。

サプリメントや鉄材を利用する

効率よく鉄分を摂取するために、サプリメントの利用が効果的。貧血が進んでいる場合はで病院を受診して鉄剤を処方してもらいましょう。

鉄分は過剰に摂りすぎると胃腸障害などを引き起こすことがあります。サプリメントや鉄剤を利用するときはフェリチンの値が改善しているか検査をして、医師に相談しましょう。

睡眠をしっかりとる

食事によって摂取した鉄分は眠っている間に消化吸収され、肝臓、脾臓、骨髄などの器官に貯蔵鉄として蓄えられます。鉄分をを摂取した後は、睡眠をしっかりとって体に鉄を蓄えるようにしましょう。

原因となる病気がないか検査する

血液中の鉄分が不足している場合、出血性の病気によって貧血症状が起こっている可能性があります。子宮筋腫、子宮内膜症、消化器官の病気など隠れた病気が原因で出血が起こり、貧血になる場合も。貧血症状がなかなか治まらないときには自己判断せずに病院を受診するようにしましょう。