アスリートの怪我は体づくりを見直すチャンス。プラス思考を忘れずに。

記事の著者:Siena編集部

アスリートにとって、怪我は選手生命を脅かす大きな試練です。また、休暇中の過ごし方によって、その後の選手生活は大きく変わります。

アスリートが怪我をして練習を休まざるを得なくなった場合、どんな過ごし方が最も効率的なのでしょうか?怪我をしているからといって身体を動かさないと、体力が落ち、それに伴い筋肉も落ちてしまいます。休養の期間や体にかけられる負荷の程度によって、最適な過ごし方をするのが得策です。

怪我の程度を加味してトレーニングする

アスリートは怪我中のトレーニングに取り組む前に、主治医とよく話し合う必要があります。体にどれぐらい負荷がかけられるのか聞いておかなければなりません。足に怪我した場合、スクワットなら可能で、ジャンプは禁止ということも。トレーニングで怪我が悪化することのないように最善の注意を払うことが必要です。

サーキットトレーニングで体力と持久力維持

サーキットトレーニングは筋力や持久力を養うトレーニング法で、怪我の回復状況に合わせて進めていくことをおすすめします。20~30秒間、腹筋などのトレーニングをおこない、1分間で回復するという方法です。何種目かを用意し、身体を固定する体幹トレーニングも取り入れ、可能なら歩いたりジョギングなども組み合わせておこなうとより効果的です。

自転車エルゴメーターで体への負荷量を確認

自転車エルゴメーターを使えば脚への負担が軽減されて、心拍数の計測もできるので、復帰までに体力を落とすことなく過ごすことができます。最大心拍数を計算し、その80~90%に達する負荷を目安に、体にかける負荷を調節しましょう。

イメージトレーニングで新たな自分を見出す

怪我で練習ができないときは誰でも焦りがち。しかし、こんなときは他の人の練習を研究して、自分に足りないものを発見する良い機会です。映像も自由に見られる時代なので、前向きに頭でイメージを作ってトレーニングを積むのも1つの手。自分と重ね合わせて、怪我からの復帰後も練習のプラスになるようにしていくことが大切です。

セルフトークでマイナス思考からプラス思考へ

アスリートが怪我をして休養していると、どうしてもマイナス思考なってしまいます。マイナス思考は悪い方向へと自らを導いてしまうことに。休養中こそ、セルフトークでプラス思考のトレーニングをする必要があります。

セルフトークでここが悪いをこんなところを良くしたいに変えていくことがコツ。マイナスな点を、プラスに置き換えていく作業は次第に楽しいトレーニングに変わります。

怪我を体づくりに役立てる

怪我は、怪我をしてしまった部位が弱いのではなく、その部分に絶えず負荷をかけるような動き方をしてしまったことが原因です。怪我の部位が他の部位よりも硬く筋肉が衰えていたり、もし足の怪我なら、怪我をしていないほうの足の機能が衰えていて、かばったことが原因で怪我をした可能性も。

怪我の休養期間に原因をもう1度見直し、これからの身体づくりに役立てる良い機会として活用しましょう。

怪我の対処法はRICE

怪我をしたときの応急処置によって回復期間や後遺症などが変わります。覚えておきたい怪我の対処法は「Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)」のRICE(ライス)処置です。

Rest(安静):怪我した部位を安静にして腫れや出血の悪化を防ぐ。

Icing(冷却):怪我した部位の壊死や腫れを抑えるために冷却する。

Compression(圧迫):怪我した部位の出血や腫脹を抑えるために圧迫する。

Elevation(挙上):怪我した部位の化膿を抑え痛みを緩和するため、心臓より高く挙げる。

この4点が基本の応急処置になります。