クリパルヨガとは?自分の体と心の状態を知っていくことができる。

記事の著者:Siena編集部

近年話題になっているヨガですが、ハタヨガという大きな枠組みのなかに、さまざまな種類のヨガが分けられています。クリパルヨガもハタヨガの1種です。初心者にもおすすめのヨガで、ポーズの完成を目指すよりも自分の内面へと目を向けていくもの。

最近話題になっている健康や美容目的とは一味違うヨガです。自分の体や心や、精神といった内側の部分を見つめることを目的とするクリパルヨガとは、一体どういうものなのでしょうか?

クリパルヨガとは?

クリパルヨガとは、自分の内面で起きていることを受け入れ、自身への理解を深めていき、心を大切にしていく日々を過ごすことを目指すヨガ。セラピーの要素があり、1人ひとりの体験や内面を尊重するようにヨガをおこないます。

クリパルとはサンスクリット語で「慈しみ」という意味を持ちます。ポーズを取りながら自分の動きの限界や状態を知り、呼吸をおこないながら自分にとってベストな状態を探っていきます。

歴史

クリパルヨガは、スワミ・クリパル氏(1913-1981)によって創設それた、古代哲学やヨガの思想に基づいたヨガ。アメリカのクリパルヨガ・センターで教えが伝えられていました。インドの哲学には、タントラ哲学やさんキャ哲学などさまざまなものがありますが、スワミ・クリパル氏はそれらは対立し合うものではなく、相互に補いあうものとし、ヨガの実践を通して統合していったのです。

個人の体験による学びと成長の過程を大切にしているヨガで、その過程から自分の求めることを知り、自分自身の本来の姿を取り戻す能力をそれぞれが獲得していくためのヨガになっています。

特徴

クリパルヨガは、難しいポーズを綺麗に完成させるのが目的ではありません。流れるような動きではなく、瞑想と呼吸法に重点を置き、ゆっくりとレッスンが進められるのが1番の特徴です。ポーズをとることで気づく、自分の心の動きや感覚を感じ取り、あるがままに受け止めながらレッスンをおこないます。

難しいポーズや居心地の良くないポーズをおこなったときに感じる不快感や辛さも、すべて留めていくことで自分の成長につながる、という考えにもとづき、穏やかにヨガをおこないます。

クリパルヨガは、さまざまな人へおすすめ

難しいポーズや考え方を必要としないので、ヨガ初心者で動きについていけるか心配という人でも気軽に始められます。また、自分の状態に合わせて少しずつ身体を動かしていくレッスンなので、自分に合ったペースでおこなうことが可能。

激しい運動量で疲労が溜まる、といったことがないので運動が苦手な人でも安心しておこなえます。

クパリルヨガには瞑想の時間が多く、自分の体と心を受け入れることに重点が置かれています。ヨガをおこないながら、あるがままの自分の状態に気づくことができるので、自分を見つめなおしたいという人にもおすすめ。

また瞑想のほかにも、リラクゼーションという何もせずに横たわる時間もあるので、リラックスしたい人にもぴったり。穏やかな空気でレッスンが進められていくため、日々の喧騒から離れ、癒しの時間ができます。