肩のツボを押して、セルフケアをしよう。全身の不調に効果的。

記事の著者:Siena編集部

身体の不調はツボを押したときの痛みや、硬さ、赤みで知ることが可能。肩のツボは、体全身の不調に効果があるため、セルフケアで改善したい人におすすめです。不調が気になるときにツボを押して、身体をケアしましょう。

WHOに認定されているツボだけでも360穴以上あり、ツボは全身に張り巡らされた神経が重なったところを指します。神経を通して、内臓などの身体のさまざまな部位とつながっているため、神経の交差点とも呼ばれています。

肩こりにおすすめの肩井(けんせい)

肩井はうつむいたときに出っぱる首のつけ根の第7頸椎棘突起(だいななけいついきょくとっき)と、肩先の肩峰(けんぽう)を結んだ中間、肩の中心にあたる部分です。中指または中指を中心とした3本の指をツボにあて、垂直に押しましょう。

肩井は肩を上げる筋肉と関係が深いツボで、肩から背中にかけてのこりに効果があります。首こり、頭痛、歯の痛み、四十肩、五十肩、神経疾患などに悩んでいる人におすすめ。

肩・首・背中のこわばりには曲垣(きょくえん)

肩甲骨の内側のくぼみより2センチほど上にある曲垣。人差し指や中指の先を曲垣のツボにあて、腕全体の重さで手前に引くように指圧してください。

曲垣を押すと、肩や首の気血の流れが良くなり、筋肉に酸素や疲労物質が溜まらず、こりが解消されます。首や肩のこりがひどく、背中までこわばっているときに効果的。また、寝違えから起こる肩のこわばりを和らげる効果も。そのほかにも、五十肩や肩こりなどにも。

皮膚疾患に効果的な肩ぐう(けんぐう)

片方の腕を地面に水平になるように真横に上げ、肩と腕の境目辺り、やや前方にくぼみが肩ぐうです。押したときに痛みを感じます。

肩ぐうは、皮膚疾患の改善に効果的なツボ。アトピー性皮膚炎や湿疹は、自律神経のバランスが崩れることで起きる疾患と考えられています。肺経の働きに異常があるため、大腸経の流れをスムーズにする必要があるのです。また、肩ぐうは、痒みを取りたいときにもおすすめ。

風邪のひきはじめに大椎(だいつい)

第7頸椎と第1胸椎の棘突起の間にあります。首を前に曲げると、首と背中の付け根に飛び出る椎骨があり、それが第7頸椎の棘突起です。

大椎は、手足の陽経(ようけい)が交わることから、体の表面の機能を高める効果があるとされています。そのため、風邪から体を守るには衛気が充実していることが大切。それには大椎のお灸が効果的です。風邪を引きやすい人や風邪の引き始めで寒気がするような場合は、大椎の温灸をすることをおすすめします。。

頑固な肩こりには膏盲(こうこう)

膏肓は、背中の肩甲骨内縁の中央にあります。

肩から肩甲間部にかけてこりが強い場合は、膏肓をゆっくりと指圧します。息を吐くときにあわせて、おこなってください。強い指圧は圧迫骨折を起こす恐れがあるので、十分注意しましょう。また、温灸も効果的。

膏肓の膏は心臓の下の部分、膏肓の肓は横隔膜の上の部分を指し、病気がそこに入ると簡単には治らないと言われる部位です。そのため、昔から病が深くて難治であることを「病膏肓に入る」と言います。つまり膏肓は、慢性化した治りにくい病状に効くという意味から命名されました。膏肓は慢性的で頑固な肩こりに効果的。